暮らしたから撮れるものがある。荻窪と新宿の”近距離”二拠点居住｜岡本晃さんのunito暮らし

荻窪と新宿の"近距離＂二拠点居住

今回、普段住んでいる荻窪の自宅にプラスして、新宿のunitoに住んでいただきました。かなり近距離での二拠点居住でしたが、どのように拠点の使い分けをしていましたか。

僕は、普段は会社員、休みの日にフォトグラファーをしているのですが、会社員の仕事がリモートワークで、unitoはリモートワークの場所として利用していました。


家でリモートワークをしようとすると、やり残した家事が気になったり、本や映画を見たくなったり、なかなか集中できなくて…。unitoには、必要なものしか持っていかなかったので、かなり研ぎ澄まされたというか、仕事に集中できましたね。

通り過ぎる街新宿から、暮らす街新宿へ

新宿というエリアに暮らしてみるという体験はどうでしたか。

暮らす前のイメージは、「雑多」、「うるさい」、「騒がしい」。暮らす場所じゃないというイメージでしたね。笑


新宿は、家と職場との中間地点なので通り過ぎるだけか、この店に行こう！という感じで、店を目指していくことがほとんどだったので、新宿という”街”に行くということは、なかったかもしれないです。下北沢や高円寺は、その街、そのエリアで遊ぼうってなると思うのですが、新宿で遊ぼうって思ったことはなかったですね。カメラを見に、北村写真機店に行くとか、店を目指して行っていました。

ただ、実際に暮らしてみて、自分でもびっくりしたのは、「暮らせる街」だなぁって。

今回は、新宿駅の西口のエリアに暮らしたのですが、緑も多くて、西日が綺麗で。もともと緑が多いところが好きだったので居心地は想像よりもよかったです。


公園もいくつかあって、朝公園に行くと、犬を散歩させている人がいたり、幼稚園児がみんなでお散歩をしていたり、夕方に行ってみると、買い物帰りの奥さまたちが立ち話をしていたりして、暮らしている人がいるのは新鮮でした。

ファインダー越しにのぞく新宿

会社員としては、unitoをリモートワークの場所として活用していただき、暮らすと働くのメリハリをつける二拠点居住をしていただいたのかと思いますが、フォトグラファーとして新宿に暮らすメリットありましたか。

やっぱり、この機会に、新宿を撮りたいなと思っていて、どこを撮ろうかなと探す日々でした。ファインダー越しに新宿を見てみると、サラリーマンの背中も、これまでは何も思わずすれ違っていただけだったけど、コロナの影響もあって、時間や密度に余裕があるように見えたり、今までよりも想像が膨らむ感覚がありました。


まだまだ撮り足りていない感覚はありますが、自分が撮りたい瞬間が、新宿でもだんだん見つかるようになってきました。

新宿の西側って、結構、景観が整備されてるんですよね。駅から新宿中央公園に向けて大きな道が3本ぐらい走ってると思うんですけど。その真っ直ぐな道と、晴れているときの光の入り具合によって、結構いい影ができたりして。そういう時とかは撮りたいなって思いますね。


あとは、犬の散歩をしている人とか、"暮らし"の感じが表れたりするとシャッター切りたくなりますね。なので、今回ぐるぐると歩いていて、撮りたい瞬間を探し回りました。するとだんだん、新宿の形や空気が分かってきて、馴染んできましたね。

今回1ヶ月間、新宿のunitoで暮らしていただきましたが、例えば、旅に新宿に来るのと、こうして暮らすのとで違いはありますか？

暮らすということは、僕の感覚的な言葉になっちゃうんですけど、暮らすことでその場所に染み込む感じがするんですよね。街の雰囲気が違和感のないものになってきて、馴染んでくる。そこが旅との違いかな。



そうすると、もうちょっと足を伸ばして、さらに新しいものを「何かないかな」と探して、次の写真や自分の行動に繋がるかなという気はしますね。

なので、今回みたいに荻窪と新宿、近い距離でも暮らす場所をもう一つ持つことは、もちろん、リモートワークに集中できたのも二拠点居住をしてよかった点ですが、より深く撮るためにはいいかもしれないです。

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岡本晃さんが暮らした、新宿エリアの unito は、こちら。
いま住んでいる家に、帰らない日は家賃がかからない「unito」をプラスして、暮らしを、より自分らしくする人が増えています。

さくっと、二拠点居住。想像してみてください。