仙台駅。まだ眠たい目を擦りながら、東京行きの新幹線へ乗り込む。
コーヒーを片手に、真っ暗な車窓を見ながら、無意識に回想を始めていた。
仙台の営業所で働く日々は、社会人デビューと共に始まった。
友達の多くが上京する中で、仙台に残ることを決めたのは、当時の彼氏が地元の役所に勤めるからという、ちっぽけな理由だった。
とにかく人が良い職場は、不器用でミスの多い私でも、早起きを除けば、出社することが楽しかった。なにより、ランチが楽しみで、実家から持ってきたお弁当を食べるのも、職場の人と人気のパスタを食べにいくのも好きだった。
23、24、25、新卒で入社してから、どれくらい経ったかを指折りで数えてみると、7年も経っている。30歳を迎えた今年、私は、上司からの1本の電話で、暮らしをがらりと変えることになったのだ。
「新しい企画を始めるから、もし良かったら手伝ってくれないか」
化粧品開発部へ配属となった私は、薬品工場へ向かったり、営業に向かったりと、何かと東京での仕事が増え、月の半分を東京で過ごすようになっていた。
だらだらと続けていた、ビジネスホテルでの暮らしは、想像以上に体に応えていたようで、また、不器用な私は、たまに予約を忘れたり、経費の申請を忘れたりと、失敗も多く困っていた。そんな私を見かねた上司が、嬉しそうに「知ってる?」と教えてくれたのが「unito」。
住んだ分だけの家賃で暮らせるその部屋は、都度予約する必要もなく私にぴったりのサービスだ。
右も左も分からない東京の部屋探しは、コンシェルジュと
東京の土地柄に詳しくない私は、unitoのコンシェルジュに連絡を入れ、得意先の会社の近くでいくつか候補を挙げてもらった。特に私が気に入ったのが、日本橋のunito。日本橋と聞くと、私が暮らすにはほど遠い高級なイメージがあったが、実際に訪れてみると、どこに行くにもアクセス抜群の立地で気に入った。下町情緒のある街並みの中に、モダンでおしゃれなカフェが立ち並ぶ街は、休日の息抜きにもピッタリ。なんだか東京で暮らし始めることにワクワクしてきた。
いつも帰る、私の部屋
仕事を終え、出迎えてくれた私の新しい部屋。有名デザイナーが手がけたこともあり、部屋の雰囲気がとても心地良い。帰ってきたくなる部屋とはこのことだなと実感しながらお茶を飲んで、一休み。
デスクスペースで作業も◎
お仕事モードに入りたい時は、デスクスペースへ。W-iFi完備で快適に作業が行えます。今日は明日の会議の準備をしなければ…。
家事もバッチリ◎
仕事がひと段落したから、家事を始めよう。洗濯機は部屋に備え付けで、コインランドリーまでいく必要もなし。ハンガーが多いクローゼットは、嬉しいポイント。
清潔感溢れる水回り
毎日使う場所だからこそ気になる洗面所とトイレももちろん綺麗。洗面用品も備え付け有。
快適なベットでぐっすりと眠る
ベットは十分寝返りが打てる大きさ。仕事で疲れた体をゆっくり休めて明日に備えよう。
住んだ分だけの家賃で暮らせる部屋「unito」
初めての東京、初めての一人暮らし、どうせまた失敗しちゃうんだろうなと、期待しないようにしていた。
でも、いざ始まった東京暮らしは、想像以上にうまくいっている。うん、楽しい。強がりではなく、そう言える。
それは、味方がたくさんいたからだと思う。
東京で一緒に営業を回ってくれる上司、仙台に帰ればランチで話を聞いてくれる同僚。
そして、暮らしのことならなんでも質問できるunitoのコンシェルジュ。
月の半分だけ帰る、北にあるのにあたたかい実家。
だけど、振り返ってみれば、いつだって私には味方がいて、日々を楽しいと感じていた。不器用な私は決して不幸ではないと思うようになった。
前に進むのは、もっと器用な人ができることだと思って、挑戦を諦めることが多かったけど、明日も確かに味方がいる、だからこれからは、不器用でも挑戦してみようと思う。