川島飛鳥の二拠点居住|二拠点居住の解像度を上げる。

ニューノーマルの幕開けとともに、以前よりも手が届く場所へと近づいた「二拠点居住」。 その言葉の意味は分かるものの、イマイチ自分の言葉にならないような感覚があるのは、きっと解像度が低いからだと考えています。筆者もその一人です。 この連載では、”2つの拠点を持つ”という状態以上の、発見や感情を、インタビューを通して知り、二拠点居住の解像度を上げ、より鮮やかに伝えていきます。

ツイッターで2拠点居住をされているのを知って、ぜひお話を伺いたいと思い、連絡させていただきました。川島さんは、どことどこで二拠点居住をされているのですか?


茨城と東京の2拠点で二拠点居住をしています。茨城で水戸宿泊交流場というゲストハウスの運営、そこが茨城の拠点です。東京は、PR Tableという会社に勤めていて、今はフルリモートなのですが、元々は渋谷の道玄坂にオフィスがあったので、その頃に借り始めた池尻大橋のアパートに住んでいます。

今は、どこで働いても良いので、大体、金曜日や土曜日の夜に茨城に"帰る"っていますね。金曜日の夜から帰って、土日を茨城で過ごして、月曜日に東京に帰ってくるパターンもあるし、そのまま1週間くらいいるパターンもありますね。


茨城に“行く”のではなく、“帰る”という言葉をお使いになるのですね。


私、茨城県出身なんです。大学生の時、東京に憧れて上京してくるまでは、茨城県に住んでいました。地元茨城でなにかやりたいという思いは、ずっとあって、今はそれがかなっていますね。

地元だったんですね。今回、二拠点居住を始められたきっかけは、なんですか。


きっかけは、今茨城で運営している水戸宿泊交流場に関わり始めたことです。

大学生の頃まで話がさかのぼるのですが、大学生時代に鹿児島の沖永良部島だったり秋田だったり、いろんな地方に行く機会があって、茨城以外の地方の楽しさも知って、いつか地方に関わる仕事をしたいなと思いつつも、1回東京で修行しようと思って、PR Tableに入社したんです。

そこから社会人5年目になり、タイミング的にもフルリモートになったのが、改めて自分のやりたいことを立ち止まって考える機会にもなりました。あれ、今が地方に関わるチャンスなんじゃないかと思うようになりました。

去年の9月ごろ、ちょうど家でテレワークをし始めた頃に、地方で関われることがないか調べてみたら、「茨城で挑戦したい人を応援する」という文言が目に止まって、そこで、茨城県出身で東京と二拠点生活している、建築家の中村彩乃さんに出会いました。その方をサポートする形で、一緒にゲストハウスを始めることになったのが、二拠点居住を始めたきっかけですね。

また、コロナのタイミングで家を解約して新しい生活を始めるチャレンジをしている人が、結構周りに多かったのも、背中を押してくれた気がします。私自身ずっと動いていたいタイプなので、昨年の夏は思うように動けず病みそうになったのも、いい反動になったと思います。

どこでも働けるなら、まるっと茨城県に引っ越して、一拠点居住でも良いのかも…と思ったのですが、東京にも拠点を持ち続けているのはどうしてですか?


東京そのものに価値を感じているのもあるし、いろんな地域が好きなんですよね。それこそ、今帰りたい場所は、沖永良部島や式根島、秋田や福岡も行きたいです。好きな場所が一つではないから、いろいろな地域にいきやすい東京に拠点を一つ持っておきたいというのもあります。

でも、1番の理由は、自分が頑張る源はやっぱり東京だから、ですね。東京にいるからこそ、地方でなんかやりたいとか頑張りたいっていうモチベーションが湧いてきます。

東京は自分が憧れ続けた場所ということもあって、憧れと刺激が詰まっているんですよね。そこにいるということが、挑戦しなくちゃというモチベーションにつながります。

このインタビュー記事企画の、目的が「二拠点居住の解像度を上げる」でして、みなさんのお話しを伺いながら、”2つの場所に拠点を持つ”という状態以上の発見や感情、価値を探っていきたいと思っているのですが、川島さんは実際に、二拠点居住をしてみて感じたことや変化はありますか。


いろいろありますね。ただ、思ったよりも変わらなかったことも多くて、例えば、本業が疎かになってしまわないかとか、生活リズムが崩れてしまうのではないかとか、不安も多かったのですが、意外と上手くこなすことができましたね。むしろ、集中する時間にメリハリができたり、地方で学んだことや気づきを、東京の本業で生かすことができたり、逆も然りで、学びの循環が上手く回っているような気がします。

二拠点居住を始めてすごく良かったなってことは、人との出会いが本当に増えたことですね。関わる人も増えて、可能性も広がりました。地元の茨城にこれまでわくわくできなかったのは、一緒に何かできるプレイヤーに出会ってなかっただけだと思ってて、東京に行かないと何もできないと思ってたけど、二拠点居住を始めて、茨城のプレイヤーと出会う機会が増えて、茨城が実はすごく楽しくて面白い場所だと気がつけたのは、すごく良かったです。


川島さんは、これからも二拠点居住を続けたいですか。


これからは、二拠点居住はもちろん、もっと拠点を増やして、いろんな地方に行きたいと思っています。

でもまずは、茨城と東京の二拠点居住をどちらも諦めずに納得できるところまでやりきりたいと思っています。どっちでも生き生き働いている、生きてる状態を実現したいのはありますね。まだ、茨城のゲストハウスは発展途上なので、お客さんにもっと来てもらうために、色んな企画をやっていきたいし、東京、PR Tableでも、まだまだできることがあると思うのであるから、どっちも諦めないでやりきりたいです。

どんどん動いて、なにかを諦めるをやめたいですね。今までは、「地方に行けないな」とか諦めてしまうことがあったけど、”二拠点居住”の選択肢を自分にとって当たり前にすることで、諦めないでやりたいことをやりたいです。

でも、無理してじゃなくて心地よく楽しくやりたいので、自分のペースで探り探りやっていけたらなと思っています。少しずつ拠点を増やしてもいきたいです。

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私たちunitoが東急と共同で提供する「Re-rent Residence 渋谷」は、
二拠点居住のための家です。

帰らない日は家賃がかからない料金システムを取り入れた、新しい住まいのかたち。
住まい2つ分の家賃ではなく、住まい1つ分の家賃で、
二拠点居住をかなえることができます。

unitoは、今後も二拠点居住の解像度を上げていくために
引き続き、インタビュー連載を続けていきます。

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