あかしゆか の二拠点生活|二拠点生活の解像度を上げる。

ニューノーマルの幕開けとともに、以前よりも手が届く場所へと近づいた「二拠点生活」。 その言葉の意味は分かるものの、イマイチ自分の言葉にならないような感覚があるのは、きっと解像度が低いからだと考えています。筆者もその一人です。 この連載では、”2つの拠点を持つ”という状態以上の、発見や感情を、インタビューを通して知り、二拠点生活の解像度を上げ、より鮮やかに伝えていきます。

[ 二拠点生活のきっかけ ]


心穏やかになれる海沿いの街「児島」で本屋を始めることにした


− あかしゆかさんが、二拠点生活を始めようと思ったきっかけは?


去年、プライベートで少し東京にいたくないなと思った時期があって、その時にデニム兄弟の耀平くんに「1回 floatに長期滞在してみたら?」と声をかけてもらって、2週間ほど滞在したのがきっかけです。




それまでも、1泊2日の短期間でfloatに旅行したことは何度かあったのですが、長期滞在をしたのはその時が初めてで、やっぱり1泊2日の旅行でいくのと、2週間滞在して暮らすのは全然違って。

瀬戸内海がそばにある暮らしっていいなぁって思ってたら、その2週間の滞在の最後らへんに、オーナーの島田くんが「ゆかちゃん、いい物件あるで。」って紹介してくれて。その時、私も酔っ払っていて「本屋やりたいー!」、「ほんまにやろうや」みたいな感じで、floatのすぐそばで本屋をやることが決まりました(笑)。



なので、「二拠点生活をしよう」と思って場所を探して見つけたというよりは、この2週間の滞在がきっかけになって、結果、二拠点生活をすることになったというか。まさかこんなことになるなんて、自分でも驚いています。

デニム兄弟の島田くんと耀平くんがそこにいたこと、瀬戸内海の美しさ、floatに集まる人たちの温かさ、その時の自分自身の状況とか感情……。いろいろなことが重なって、ここ(児島)で二拠点生活をしようと決めました。




− 岡山県の児島に引っ越すのではなく、東京にも家を持ち続けたのはどうしてですか。


私、東京がめちゃくちゃ好きなんです。
まず、友達が(東京に)多いのと、町が密集しているので、いろんな町を気軽に楽しめるのもいいなと思っています。

例えば、高円寺に行った後に表参道に行くと、同じ東京なのに経験できる情報や感情が全然違う。私はけっこう多重人格者なのですが(笑)、どんな自分のことも大切にしたくて、その時の自分に合わせて、服を着替えるように気軽に街を選んで出かけられる環境を大切にしています。

あとは、自分の部屋が好きだということも、仕事柄、東京にいた方が便利なこともあるので。

東京は、これからもしばらくのあいだは住み続けると思います。

[ あかしゆかさんの二拠点生活 ]


暮らしの日常感を携える、ベストな滞在期間のバランス

− 岡山と東京での二拠点生活。1ヶ月のうち、何日ずつ、それぞれの拠点に住まわれていますか。


1ヶ月のうち、大体10日間を岡山で、残り20日間程度をを東京で過ごしています。岡山にいる時は、本屋「aru」をオープンしています。連休はできるだけお店を開けたいので、岡山にいたいなと思っていますね。

− どうして、岡山にいる時間は10日間なのですか?


去年、「自分にとって二拠点生活のベストバランスはどれくらいなんだろう」と思って、いろいろ試してみたんです。今回は1週間だけ岡山に行ってみようとか、今回は2週間にしようとか。少しずつ割合を変えてみて、自分にとってのちょうどいいバランスを確かめていました。

また、二拠点生活は、交通費がかさむので、月の移動は1回に抑えたいなとも思っています。

そうやって試してみた結果、今は月に10日間ほど岡山に行くのがちょうどいいですね。

− 夢みたいな例え話ですが、もし交通費が一切かからないとしたら、毎週末岡山にいきたいですか?


どうだろう……。お店のことを考えると良いかもしれないけど、私の場合は、短い期間で生活が極端に変化することが結構ストレスかもしれないです。もし交通費がかからなくても、ある程度まとまった期間で行き来すると思います。

あとは、土日の2日間だけ岡山に滞在するとなると、「旅行」気分になってしまって、「暮らし」ではなくなってしまう気もします。2日間だと非日常感から抜け出せなくて、ワクワクしすぎてしまって何もできなくなりそう(笑)。だからやっぱり毎週は行かないかな。

共同生活を楽しむ「岡山」、ひとりを楽しむ「東京」

− 本屋「aru」がある岡山と、好きな街東京。暮らし方にも違いはありますか?


岡山にいるときは、floatのスタッフのみんなと共同生活をしていて、一方東京では一人暮らしをしています。

共同生活の良さは、話を聞いてくれる人がすぐそばにいることや、毎日一緒にご飯を食べる人がいるあたたかさ。モヤモヤしたり悩みごとがある時、一人だと、一人で解決しないといけない時があるけど、floatだと、いつでもラウンジに行けば誰かがいるので、「ねえ、聞いてよ」って、気軽に自分の感情を発散できます。そんな場所があるのは良いなあっていつも思います。みんな、本当に優しいんです。

一方で、東京での一人暮らしの良さは、自分の生活を全部自分で決められること。今日何食べようとか、今日はこういうスケジュールで動こうとか、全部自分の思う通りにできる。暮らしを「作っている」と感じられるのは、もしかしたら東京での生活の方かもしれません。どちらも私にとってはとても大切な暮らし方です。

二拠点生活につきまとう荷物問題は、家族のような「float」を頼りに

− 二拠点生活で難しい、荷物の受け取り。あかしゆかさんはどうしていますか?


本屋「aru」で扱う新しい本などは、floatに送って受け取ってもらうようにしています。家族のような人たちなので、みんなに助けられていますね。

−ちなみに、 unitoは、ユーザーさんが別の拠点にいて、帰らない日も、スタッフが代わりに荷物を受け取ることができるんですよ!


それはすごく便利ですね! 私はfloatがあってこそ成り立っている二拠点生活なので、頼れる場所がまだない人にとっては、unitoのような二拠点生活のためのサービスはとても助かりそうです。

− ありがとうございます。次に、置いておく荷物について教えてください。日用品や服などは、体と一緒に移動しているのですか?


基本的に自分の荷物は、全て東京の家に置いてあります。岡山は、floatに「あかしボックス」という段ボール箱を用意してもらっていて(笑)、毎回必要になる化粧品や日用品などを置かせてもらっています。今は、ヘアアイロンを置くかどうか迷っているところ(笑)。

暮らしをスイッチのように切り替え、新鮮な気持ちで味わう二拠点生活

− 最後に、二拠点生活を振り返った所感を教えてください。


2つの暮らしを、どちらも新鮮な気持ちで味わえるのが二拠点生活の良いところだと思っています。10日間や20日間のまとまった期間滞在するので、岡山の暮らしも東京の暮らしもどちらも”日常”なんですけど、スイッチを押すように急に切り替わると、その分”日常”を鮮やかに捉えられるんです。そうすると、一人で暮らす東京も、誰かと暮らす岡山もどちらもを大事に思える。それが、二拠点生活の良さじゃないかなと思っています。

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私たちunitoが東急と共同で提供する「Re-rent Residence 渋谷」は、
二拠点生活のための家です。

帰らない日は家賃がかからない料金システムを取り入れた、新しい住まいのかたち。
住まい2つ分の家賃ではなく、住まい1つ分の家賃で、
二拠点生活をかなえることができます。

unitoは、今後も二拠点生活の解像度を上げていくために
引き続き、インタビュー連載を続けていきます。

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