マイホームの経済的な問題
マイホームは資産になると言われていましたが、そうでもないパターンもあります。マイホームを持つことによる、経済的なリスクがあるのです。
マイホームの資産価値が保てないリスクがある
マイホームを購入した価格で、売却できないリスクがあります。土地の場合は、購入した当時より周辺が栄えていれば、資産価値が上がっているかもしれません。しかし、土地の上にある家は違います。
家は築年数が経つほど、資産価値が下がってしまうのです。そのため、マイホームを売却するときには、購入時と同じ資産価値が保てないリスクがあるのです。
ローンの金利が上がるリスクがある
マイホームローンを変動金利で借りている場合、ローンの金利が上がる可能性もあります。固定金利で借りていれば、金利が上がったり下がったりはしません。しかし、変動金利は一定期間で金利が変化します。
ローンの金利が下がれば返済総額が少なくなります。反対に、金利が上がれば、返済総額が増えます。ローンを組んだ当時より、返済総額が増えている可能性があるので、余裕のある資産計画を立てましょう。
築年数が経つと修繕費がかかる
マイホームは築年数が経つほど、修繕費がかかります。10年も住めば修繕工事が必要な箇所が出てくるでしょう。例えば屋根や外壁、水回りなどです。それぞれ50万円から100万円ほどかかります。しかも、マイホームをお手入れしなければ、雨漏りや白アリが発生しやすくなります。
そのため、マイホームには定期的なメンテナンスが必要です。ある日突然、お風呂の工事が必要になる日が来るかもしれません。このようにマイホームの築年数が経つほど、突発的な故障が発生するリスクが高まります。そのたびに修繕費が必要になるのです。
老後にマイホームがあることで起こるリスクがあること
老後にマイホームがあることで、起こるリスクが2つあります。1つは住宅ローンのリスクです。ローンを組んだ年数が長かったり、変動金利が上がったりすると、支払いが長期にわたります。
すると、住宅ローンの支払いが残ったまま、退職してしまう場合も。住宅ローンが残っていると、年金や貯金から支払い続けることになります。そして毎年、固定資産税の支払いもあるので、マイホームを持っているだけで経済的に負担がかかります。
2つ目のリスクは、介護費の費用についてです。いつ要介護になってもいいよう、介護費は必要です。さらに、福祉施設を利用したり、病院へ通ったりすれば交通費もかかります。
何かと出費がある中で、マイホームの支払いが残っていれば、家計を圧迫するでしょう。
老後にマイホームを持っていることで起こるライフスタイルの変化
歳を重ねると、さまざまなライフスタイルの変化があります。マイホームを建てるときは、育児中の世帯が多いと思います。そのため、ファミリー向けの家を建てるでしょう。そして月日が経つと、子どもが独立します。
すると、子育て中に使っていた庭や、子供部屋が持て余してしまうのです。広さのあるマイホームは、掃除や草むしりなどの手入れが必要になります。使わない庭や部屋を、いらないスペースと感じたら、マイホームを手放すタイミングです。
老後にマイホームがいらないときの他の選択肢
実際に「マイホームはいらない」となったとき、老後の住まいにはどのような選択肢があるのでしょうか?
①シニア向けマンション
シニア住宅とは、高齢者向けのマンションを示します。シニア世代が暮らしやすいよう、さまざまな工夫がされています。例えば、敷地内はバリアフリーの構造になっており、介護が必要な場面でも快適に過ごしやすくなっています。
食事の用意や家事代行を行っている場合もあるので、体の負担が軽減するでしょう。中にはジムが設置されている住宅もあります。このように、あなたがどのような老後生活をしたいかによって、シニア住宅を選べるのが魅力です。デメリットは、一般的なマンションより高額なところです。
その分、生活の補助や、娯楽がそろっている施設があります。ある程度、貯蓄がある状態だと、心置きなくシニア住宅を満喫できるでしょう。
②サブスク住宅
サブスク住宅とは、住まいをサブスクできるサービスのことです。サブスク住宅はさまざまな会社から提供されており、家具家電つきのお部屋を提供しています。定額料金を支払うことで、希望するお部屋に住むことが可能です。
サブスクなので、ライフスタイルに合わせて地域や住まいを変更できます。例えば、子どもが孫を出産をしたら近くの住宅をサブスクして、お手伝いのできる環境を整えられます。家族やあなたが病院に通う必要があれば、病院の最寄り駅の、近くへ引っ越しが可能です。
家具家電つきなので、引っ越しの際は大きな荷物を運ぶ必要がありません。ライフスタイルが変化しやすく、体に負担をかけたくないシニア世代にとって、サブスク住宅は便利なサービスです。
老後の賢い住まい選びのポイント
老後を快適に過ごすためには、賢く住まいを選ぶ必要があります。老後の住まいを選ぶポイントを解説します。
①適切な部屋の広さ
ちょうどいい部屋の広さを選ぶことが、快適な住まい探しのポイントです。ちょうどいい部屋の広さは、人によって違います。具体的には、ワンフロアで過ごせる居住空間や、窮屈すぎない程度の1LDKが理想です。
なるべく生活動線を短くして、体に負担のない部屋の広さにしましょう。夫婦で暮らす場合は1LDK以上だと、ゆったりと過ごせます。
②シニア世代でも住みやすい構造
老後の住まいを選ぶ際に、シニア世代でも住みやすい構造かどうかを、チェックしましょう。例えば、マンション内の通路が広いか。トイレが広かったりして、バリアフリー構造になっているかなど。
車いす生活がしやすい構造だと安心です。介護が必要になっても大丈夫か、老後の生活を想像しながら、住まいを選びましょう。
ヒートショック対策として、お風呂場に暖房設備が備わっているといいでしょう。室内で温度差が激しくないように、鉄骨構造やコンクリート構造の建物が望ましいです。
③セキュリティ対策がされている
シニア世代は犯罪に巻き込まれやすいです。人の出入りが簡単にできないような、セキュリティ対策が必要。オートロックや防犯カメラ、モニター付きのインターホンが備わっている住まいを選びましょう。建物内に管理人やスタッフがいれば、なお安心です。
④生活に必要な施設が近所にそろっている
住まいの周辺に、生活に必要な施設がそろっているのも大事なポイントです。老後に車を手放す人が多いでしょう。そのため、歩きやバスなどでの行動が多くなります。徒歩圏内にスーパーや薬局、病院や銀行があると、快適に生活を送れます。
近場だけでなく、ちょっと遠くへ行ってショッピングや、劇団などで娯楽を楽しみたいときもあるでしょう。バスや駅が近くにあると、遠くへ出かけやすいです。
老後にマイホームを持っていなくても快適に過ごすならunito(ユニット)がおすすめ
マイホームは何かと維持費がかかります。「老後にマイホームはいらないかも…」そう思う方もいるでしょう。老後のライフスタイルに合わせて、新しい住居環境を探すと、より快適に暮らせるでしょう。
しかし、シニア向けのマンションのように家賃が高いと、生活レベルを維持するのも大変ですよね。生活レベルを維持しつつ、老後のライフスタイルに合わせて暮らすには「unito(ユニット)」の活用が便利です。
unitoとは、住居のサブスクができる会社です。物件は、セキュリティ対策がされているマンションから、ホテルや戸建てまで幅広く用意しています。都心中心に物件が用意されており、多くの物件が駅から徒歩圏内にあるので、生活に便利な立地となっています。
unitoはサブスクなので、気軽に引っ越しが可能です。unitoの物件では家具家電やキッチンツールも備わっています。そのため、新たに購入する必要がなく、引っ越し業者に依頼する手間もいらないです。
また、退職後は旅行をしたり、子ども夫婦の家へお泊りすることもあるでしょう。その場合は「リレント機能」を利用すれば、家賃が節約できます。リレント機能とは「あなたが留守の間は家賃が発生しない」というサービスです。
家賃を節約した分を旅費に回せば、少し豪華な食事を味わえます。子ども夫婦や孫に、リッチなお土産を渡せるでしょう。リーズナブルにマイホームを持たない生活をするのなら「unito」の活用がおすすめです。
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まとめ
マイホームが必要ない理由や、老後に向けた住まい選びについて解説しました。老後を幸せに暮らすためには、選択肢を広げ、賢く住まい選びをすることが大切です。
マイホームがいらない理由は、資産価値が下がる可能性や、ローンの金利が上がって返済が大変になるリスクがあると、お伝えしました。築年数が経つほど、修繕費がかさむので、貯金しておきたい老後には痛手の出費となるでしょう。
慣れしたんだマイホームもいいですが、シニア向けのマンションや、サブスク住宅の利用も1つの手です。徒歩で生活ができる環境と、シニアに嬉しいセキュリティ対策がされている環境は、幸福度の高い生活につながります。
ぜひ、老後生活の参考にしてください。