アドレスホッパーとは?
賃貸物件や持ち家など決まった家を持たず、住む場所(アドレス)を転々として(ホップ)暮らすことをアドレスホッピングといい、そのようにして暮らす人をアドレスホッパーといいます。
必要最小限の荷物とともに、ホテルやゲストハウス、民泊などを数日から数か月単位で利用し、また次の場所へと移動するのがアドレスホッパーの暮らし方です。
リモートワークの普及や、「ホテルに住み放題」になるサービスが次々と出てきたこともあり、アドレスホッパーを選ぶ人が増えてきています。
2.アドレスホッパーの魅力・メリット
暮らし方に憧れる人も多いアドレスホッパーには、どのような魅力があるのでしょうか。
・好きなときに好きな場所へ行ける
旬の食べ物やイベントを追いかけたり、気になる人に会ったり。
身軽に暮らすアドレスホッパーは、タイミングを逃さず好きなときに好きな場所へ行くことができます。
・固定費が削減できる
家を持たないため、家賃は不要。
また、光熱費もかかりません。
・モノにとらわれなくなる
アドレスホッパーの暮らしでは、モノを必要最小限にする必要があります。
多くのモノを持っていると、管理したり探したりするのに時間を取られますが、少なくなればモノにとらわれずに過ごせます。
・さまざまな土地でさまざまな経験ができる
さまざまな土地の風土や言葉、食べ物や景色、そしてさまざまな人に出会った経験は、何ものにも替えられません。
あなたの中に積もっていく一つひとつの経験が、あなたを輝かせます。
3.アドレスホッパーのデメリット
決まった家を持たないことは、自由である反面、不便さもあわせ持っています。
・住民票をおく場所を決める必要がある
日本では、「住民基本台帳法」に基づいて、誰もが氏名や住所などをどこかの市区町村に登録する必要があります。
一般的には住んでいる場所に住民票をおきますが、住む場所を転々とするアドレスホッパーも、やはりどこかに住民票をおかなければなりません。
実家やシェアハウスなどに住民票をおく人が多いようです。
・郵便物の受け取りに工夫がいる
住民票と同じく、郵便物を受け取るにも工夫が必要です。
住民票をおいた実家やシェアハウスに送ってもらったり、私書箱を用意したりして、郵便物を受け取れるようにしておきましょう。
・免許更新がしにくい
運転免許の更新は、免許証に登録した住所を管轄する免許センターや試験場、警察署でおこないますが、更新期間中に別の都道府県で更新する「経由更新」も可能です。
ただし、いくつかの条件がありますので、免許センターに問い合わせましょう。
・選挙に参加しにくい
選挙への参加も、住民票がある市区町村でしかできません。
選挙があるときには、住民票のある市区町村に戻って投票する必要が出てきます。
・同じ病院にかかりづらい
歯の治療をしているときや、花粉症に悩まされているときなど、できれば同じ病院で診てもらいたいものですよね。
しかし、各地を転々とする暮らしでは同じ病院にかかりづらくなってしまいます。
・交通費や宿泊費がかかる
さまざまな場所へ移動するための交通費や、ホテルやゲストハウスなどの宿泊費がかかります。
アドレスホッパーの支出のうち宿泊費はかなりの割合を占めるため、リーズナブルなホステルを利用する、長期滞在プランを利用するなどして工夫したいところです。
4.どんな人がアドレスホッパーに向いている?
アドレスホッパーに向いている人をあげてみましょう。
・パソコンで仕事を完結できる人
アドレスホッパーに多いのは、ライターやブロガー、Webマーケターや写真家など、特定のスキルを持ったフリーランスの人です。
他には、完全リモートワークで仕事ができる会社員、全国を飛び回る仕事に就いている人などもいます。
どこにいてもパソコンで仕事できる人なら、アドレスホッパーになれそうです。
・人見知りをしない人
アドレスホッパーの暮らしは、新しい土地や人との出会いの連続です。
人見知りがなく、誰とでも話せる人、どんどん人の輪の中に飛び込んでいける人ほど、アドレスホッピングを楽しめるでしょう。
・体力がある人
全ての荷物を持ち、旅をしながら暮らすには体力が必要です。
・好奇心旺盛な人
知らない場所、知らない歴史、初めてみる食べ物など、旺盛な好奇心でさまざまなことに向かっていく人の周りには、自然に人が集まってきて、さまざまなことを教えてくれます。
・どんなことも楽しめる人
アドレスホッパーの暮らしには、思い通りのことだけではなく、思わぬトラブルも起こります。
予約したはずのホテルが取れていなかった、台風で飛行機が欠航した、などのトラブルに見舞われても、そのトラブルすら楽しめるポジティブ思考の人なら、アドレスホッパーを続けやすいでしょう。
5.アドレスホッパーに向いているのはどんなホテル?
世の中にはさまざまなホテルがあります。
アドレスホッパーに向いているホテルとは、どんなホテルでしょうか。
・キッチン付き
移動を続けるアドレスホッパーには、体力が必要です。
体力のもとになるのは食べ物ですね。
外食ばかりだと栄養バランスが偏ってしまいがちなので、キッチン付きのホテルで自炊ができると安心です。
・収納が多い
全ての持ち物を持って移動するアドレスホッパーの荷物は、一般の旅行者と比べると少し多くなります。
荷物を収納しやすいホテルだと快適ですね。
・Wi-Fiが使える
移動先で仕事をするためには、Wi-Fiは必須。
つながりやすさもチェックしておきましょう。
・宿泊費が手頃
毎日ホテルを利用するため、1泊1,000円ほどの差でも1か月なら30,000円に。
アドレスホッピングを続けていくなら、手頃な価格であることが大切です。
6.アドレスホッパーにおすすめのホテルの探し方は?
では、アドレスホッパーはどのようにしてホテルを探すのがよいのでしょうか。
・ホテル予約サイトを使う
一般的にホテルを予約するのに使われるのが、Yahoo!トラベルや、楽天トラベル、トラベルコなどのホテル予約サイトです。
サイトによって料金やサイトそのものの使いやすさ、ホテル数、移動の新幹線などを一緒に予約できるかどうか、といった違いがあるため、いくつかを比べて選ぶとよいでしょう。
・ホテルのサブスクを利用する
長期滞在者にお得な割引があるホテルのサブスクを利用するのもおすすめです。
unito、HafH、HOTEL PASSなど、さまざまな特徴あるプランが出てきています。
同じホテルに1か月以上滞在したいとき、全国のさまざまなホテルを利用したいときなど、そのときの自分のスタイルに合わせたサブスクを選んでください。
・アドレスホッパー同士で情報交換する
アドレスホッパーのことはアドレスホッパーが一番よく知っているのではないでしょうか。
さまざまな場所で出会うアドレスホッパー同士で、おすすめのホテル情報を交換してみては。
それまで気づかなかった、ステキな出会いが待っているかもしれません。
7.アドレスホッパーになるなら「unito(ユニット)」
今回は、アドレスホッパーに適したホテルはどんなものか、どうやって探したらいいのかを中心に解説しました。
アドレスホッパーとしての暮らしに慣れてくると、自分にとって譲れない条件はなにか、あるいはなくてもよい条件はなにかが、次第に見えてくることでしょう。
慣れないうちは周りの話を聞きながら、さまざまなホテルを試していくとよいですね。
中でも、ぜひ一度使ってほしいのがunitoです。
キッチン付きシェアハウスや、住民票のおける部屋は、アドレスホッパーにもぴったり。
unitoの特徴は、月単位の契約であっても「帰らない日は家賃がかからない」という「リレント」機能があることと、東京都内を中心に展開していることです。
仕事のためや、全国へ移動するための拠点として東京のホテルを利用するなら、unitoがおすすめです。
帰らない日の分の費用を、別の場所での新しい経験のために使えるため、よりアドレスホッピングを楽しめるのではないでしょうか。
アドレスホッパーとunitoの相性を、ぜひ確かめてみてください。