ワーケーションとは?
ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。自宅以外の場所や観光地やリゾート地など普段のオフィスとは離れた場所で休暇を楽しみながらリモートワークを行うことをいいます。自宅やカフェではなく、旅行先で仕事をすることがリモートワークと違う点です。
ワーケーションが人気の理由は次の2点です。
生産性が向上する
いつもと違う場所で気分転換をしながら仕事をすることで、ストレスの軽減やモチベーションのアップにつながり、生産性も向上します。
旅行先で長期滞在できる
仕事の事情で長期の休暇を取ることが難しい場合、ワーケーションであれば旅行先に長期滞在することが可能です。旅行先で仕事ができれば、長期間滞在することができ、短期間しか旅行できないといった不満やストレスがなくなります。
ワーケーションは、主な目的と働く場所によって、以下の2種類に大別されます。
休暇型ワークケーション
主な目的が休暇であることが特徴で、福利厚生の一環として利用されることが多い。
長期休暇を希望する人の便宜を図るためのテレワーク。
業務型ワーケーション
業務が主体のワーケーションで、次の3つのタイプに細分化される。
- 地域課題解決型
- 合宿型
- サテライトオフィス型
地域課題解決型は、地域関係者との交流を通じて地域の課題を一緒に解決できるように考えるワーケーションです。
合宿型は、通常のオフィスから場所を変えて、職場のメンバーと議論を交わす形のワーケーションとなります。
サテライトオフィス型は、シェアオフィスやサテライトオフィスで勤務するワーケーションです。
業務型ワーケーションでは、休暇型に比べると仕事を優先する割合が増えますが、いつものオフィスを離れる分、自分好みにカスタマイズした働き方が可能になります。
魅力にあふれたワーケーションですが、観光地ではホテルでワーケーションを行う方も増えています。ホテルでワーケーションを行う魅力とはなんでしょうか。
ワーケーションをホテルで行う魅力とは?
ワーケーションをホテルで行う魅力は5つです。
仕事をしながらリフレッシュ
ワーケーションの最大の魅力は、業務をしながらリフレッシュできるところです。いつも働いている事業所を離れることで、仕事の効率も上がることでしょう。普段と違う景色や空気で、アイデアやヒントも浮かぶかもしれません。家族旅行を兼ねたワーケーションもできるため、仕事が忙しくて家族サービスができていない人や、家族と過ごす時間が取れない人にも適しています。
罪悪感がなく休暇が取れる
有休を取りたくても、周囲に迷惑がかかったり、後で仕事が忙しくなったりすることに罪悪感を感じることはないでしょうか。ワーケーションであれば、休暇を楽しみながらもタスクを進められるため、罪悪感を感じずに長期休暇を取ることが可能です。同僚への負担をかけない程度の業務や休み明けに持ちこせない業務だけを行うなど、柔軟に対応できますよ。
旅行の中止がない
何週間も前から楽しみに旅行の計画を立てていたのに、直前になって旅行がだめになった経験はないでしょうか。ワーケーションを活用すると、旅行をしながら対応できることもあるため、泣く泣く旅行を諦める必要がなくなります。
モチベーションが上がる
現地ならではの体験や遊びがあることで、モチベーションが上がり、オンオフのメリハリをつけやすいメリットがあります。リモートワークでは、どうしても休憩や勤務時間の境目があいまいになりがちですが、ダラダラ作業を防いでくれます。
気持ちを切り替えられる
仕事をしていると、人間関係や将来、家族のことなど悩みはつきません。思い切ってワーケーションを取り入れると、日常から離れられます。また、風景や空気が変わり、普段と違う体験をすることで気持ちの切り替えができるでしょう。
ワーケーションをホテルでする際の注意点
ワーケーションをホテルでする際には注意点もあります。
通信が不安定
ホテルのWi-Fiを利用すると通信速度が安定しないことがあります。オンライン会議中にフリーズしたり、データのダウンロードに時間がかかったり、通常のスピードで業務をできない可能性も。Wi-Fiの通信速度について問い合わせたり、有線LANケーブルがあるホテルを選んだり、事前に対策をしておくと良いでしょう。
情報セキュリティ対策が必要
公共のフリーWi-Fiへの接続はセキュリティ上のリスクがあります。ポケットWi-Fiの利用、アクセス権限の強化、接続先の名称(SSID)やセキュリティ情報を確認するなどの対策が必要です。会社から貸与されたパソコンやタブレットを紛失する可能性に備えて、GPS機能や紛失防止タグを活用すると良いでしょう。
コストがかかる
ワーケーションには滞在費、食費、観光費などさまざまなコストがかかりますが、負担する費用は企業によって異なります。コスト削減のため、1泊あたりの料金が安い連泊プランや無料オプションが付いたお得なプランを比較検討してみましょう。また、補助金を出している自治体もあります。
作業環境がいまいち
通常のオフィスと異なり、デスクが狭い、椅子が硬いなど、長時間の作業がしにくくストレスを感じる場合もあります。最近は仕事道具を貸し出したり、広々としたワークデスクを用意するホテルも増えてきています。ホテルのプラン・客室の詳細を確認したり、ワークプランのあるホテルを選んだりすると、ワーケーションが快適になりますよ。
バランスが難しい
ワーケーションでは休暇と仕事を同時に行えますが、境界線が曖昧になりがちです。仕事ベースと休暇ベースの2種類があるので、どちらに重点を置きたいかによって滞在先を選ぶと、仕事と休暇のバランスに悩むことは少なくなるでしょう。
ワーケーションをするホテルの探し方
実際にワーケーションをするホテルは次のように探すとスムーズです。
目的を決める
満足できるワーケーションのため、目的のメインが仕事か、休暇かを決めましょう。
仕事がメインであれば、通信環境やデスク、椅子、ワーキングスペースなどが充実したホテルを選びましょう。休暇メインであれば、リラックスできる好みのホテルを選ぶと満足感が高いです。
滞在日数を決める
滞在日数によって、お得なプランが用意されているホテルもあります。日数がはっきりしてからホテルを決めると、うまくコストカットできるでしょう。
エリア・プランを決める
目的と滞在日数が決まったら、希望エリアに予約をしましょう。自治体によっては、補助してくれる場合もあるため、補助がないか調べてみることをおすすめします。ワーケーションでは平日のよりお得なプランを選ぶことも可能です。
実際に日本全国のおすすめのホテルを紹介!
実際に日本全国でワーケーションに人気のおすすめホテルを5つ選びました。
PG Kuromon Hotel
大坂の有名な観光地であるなんば、日本橋へのアクセスが便利なホテルです。Wi-Fiやデスク、椅子があり、作業もはかどります。長期滞在も可能なキッチン付きでありながらダブルベッドでリラックスできるのも嬉しいところ。
PG Kuromon Hotel
ベッセルホテルカンパーナ京都五条
京都の地下鉄五条駅から徒歩1分の好立地で、観光もしやすく、大浴場、サウナを楽しめます。Wi-Fi、作業用デスク、椅子があるため、作業のしやすさも抜群です。毎日お風呂、サウナを楽しみたい方にうってつけ。
ベッセルホテルカンパーナ京都五条
シタディーン京都烏丸五条
広々した室内にはWi-Fi、デスク、ソファが完備されており、ワーケーションにピッタリのホテルは地下鉄五条駅から徒歩1分とアクセスも良好です。京都観光を楽しみつつ、仕事メインの方に合うでしょう。
シタディーン京都烏丸五条
lyf Teijin Fukuoka
九州に行ってみたい方におすすめなホテルです。福岡の天神駅、薬院駅の両方にアクセスでき、遊び心満載の部屋で、新しいアイデアも浮かぶことでしょう。室内にはWi-Fi、作業スペースがあり、コワーキングスペースも充実しています。
lyf Teijin Fukuoka
シタディーンなんば大阪
黒門市場や道頓堀が近く、大阪観光をメインにしたい方にぴったりなホテルです。しっかり作業できる広々とした部屋、ホテル内のジムやラウンジ、キッズルームまであるため、家族連れでワーケーションをしたい方におすすめです。1カ月の利用料は174,000円となっています。
シタディーンなんば大阪
手軽に滞在先を探すなら「unito(ユニット)」
魅力が多いワーケーションですが、ワーケーションを行っている間、本拠地の家賃も払わなければならず、金銭面が心配な方もいるのではないでしょうか。本拠地での暮らしには「unito(ユニット)」がおすすめです。
unitoでは、都心からのアクセスが良好なサービスアパートメントを多数取り扱っています。サービスアパートメントであれば、ワーケーションで不在の間の管理の心配が不要です。
部屋を利用しない間は家賃が返金される「リレント機能」があるため、unitoを利用すると、ワーケーションをしている間の金銭面の負担がなくなります。都心での家賃が下がった分、たくさんの場所でワーケーションができますよ。
ワーケーションをしている間の家賃が気になる方は、ぜひ一度unitoをのぞいてみてくださいね。