ワーケーションって効果あるの?メリットやおすすめ場所も紹介

「ワーケーションってよく聞くけど、仕事にどんな影響があるの?」 そう疑問に感じる方が多いのではないでしょうか。 ワーケーションをすると、仕事の質がアップする効果を発揮します。 この記事ではワーケーションから得られる効果について解説! ワーケーションをするメリットや、場所の選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ワーケーションとは?

ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)が合わさった造語です。
旅行を楽しみながら仕事もできる、新しい働き方です。

通勤に縛られずに、旅行を長く楽しめるのが魅力的なワーケーション。
リモートワークやフリーランスなど、パソコン1台でできる仕事の方なら、ワーケーションが行いやすいです。

2020年から流行している新型コロナウイルスにともない、ワーケーションは新しい働き方として推奨されています。
仕事と休暇を同時に行える、ワーケーションのメリットについて迫ってみましょう。

ワーケーションって本当に効果あるの?

ワーケーションをすると、仕事にどんな影響があるのでしょうか。
休暇の気分に引っ張られないのか気になりますよね。

国土交通省の観光庁では、ワーケーションにどんな効果が出るのか検証しました。
この検証では、ビッグローブ(BIGLOBE)・富士通Japan・リコー(RICOH)を含めた40社が参加。

ワーケーションの効果を実感した会社の割合は85%です。
実際にどんな効果が現れたのか見てみましょう。

1.ストレスが軽減された

国土交通省の観光庁の調査によると、ワーケーションでストレスを軽減させる効果がでています。
それぞれの企業はワーケーション中に、心拍変動の測定データを測っています。

心拍変動の測定データによると、初日と比べてリラックスできている結果が出たのです。
ストレスを軽減する副交感神経が高くなり、集中力もアップしています。

ワーケーション中のプログラムで、企業は以下のことを実践しました。
・温泉や食事などサウナで健康を学ぶ
・自然空間でリモートワーク
・ヨガやストレッキングなどのヘルスケアプログラム

このように、参加者がリラックスできる要素を取り入れています。

自然に囲まれ、心身ともに安らげる体験をすることで、ストレスが軽減される効果があることが分かりました。

2.アイデアが豊かになった

ワーケーションの検証をした結果、アイデアが豊かになる効果がでました。
参加者のアンケートによると、2日目に創造性がアップしたと、多くの方が答えています。

アイデアが豊かになったことで、ビッグローブは地方の方と連携したヘルスケア型ワーケーションプログラムを開発できました。

リコーはワーケーションの中で、自身が実感したメリットやおもしろさを、社外に発信しました。

このように新たなサービスを思いついたり、自分の感じたことを発信したりできるほど、創造性がアップしたのです。

ワーケーション中のさまざまな体験や知識、地元の方との触れ合いが、アイデアを豊かにさせていると言えます。

3.チームに一体感が出た

ワーケーションの検証をした結果、チームに一体感が出る効果がありました。
検証中に測定していた、心拍変動の測定データにより、脈波が揺らぎがちなのが見られています。

脈波がゆらぐのは、気持ちの余裕がある状態を示します。
すなわち、気持ちがおおらかになり、コミュニケーション意欲がアップしている状態です。

その結果、富士通Japanは、地域の方と継続的なお付き合いが生まれました。
リコーは地域の方々と地域課題を意見交換し、高校生との交流もこなしました。

人とのつながりをより深くできるのも、ワーケーションによる効果です。

出典:国土交通省 観光庁「ワーケーション&ブレジャー 今年度事業の結果報告」

企業側のワーケーションのメリット

テレワークを実施している企業が増えている中、ワーケーションをする企業はまだ少数派です。

仕事と休暇の区別が難しいのではないのか、こういった懸念の声もあるでしょう。
しかし、企業がワーケーションを実施するメリットは3つあります。

1.企業アピールになり人材確保につながる

ワーケーションを取り入れると、企業のアピールポイントとなり、人材確保につながります。

現代は働き方も選びたいと考える方が増加傾向です。
ワーケーションに取り組んでいることをアピールすると、より人が集まる可能性が高まります。

テレワークを実施している企業は多くなりました。
しかしワーケーションを導入している企業は、まだ少数派です。

ワーケーションの導入は、企業の大きなアピールポイントになります。

2.有給取得率がアップする

ワーケーションを取り入れることで、有給をとる社員が増えるでしょう。

仕事と休暇を同時にとることで、休む罪悪感を減らし、社員の有給消化を促せます。
日本の有給取得率は上がってきているものの、まだ低いのが現状です。

ワーケーションをしたい社員が休暇を使用することで、有給取得率がアップし、企業にいいイメージを世間へ持たせることが可能です。

3.新しいサービスの開発につながる

ワーケーションを取り入れることで、新しいサービスの開発につながります。

ワーケーションで自然に触れたり、アクティビティや観光をすることで、リフレッシュが可能。
副交感神経が高まり、生産性や創造性がアップします。

そして、普段と違う環境に身を置いているので、視野が広がりやすくなるのです。
地域の方との交流もいい刺激になります。

観光地にあるサービスに触れることで、新たな企画を思いつくキッカケにもなるでしょう。

ワーケーションはリラックスができ、さまざまな刺激を受けられるので、新たなサービスにつながる可能性があります。

従業員側のワーケーションのメリット

実際にワーケーションを行う従業員には、どんなメリットが感じられるのでしょうか。
従業員側のメリットを3つご紹介します。

1.働き方の幅が広がる

従業員側のメリットは、働き方の幅が広がることです。
ワーケーションができると、住まいから離れた地域や、観光地で働くことも可能になります。

旅先で仕事をしながら、温泉やアクティビティでリフレッシュができるのです。
あなたの好きな仕事環境を選べるので、会社に対して満足度も上がるでしょう。

2.プライベートと仕事の両立ができる

ワーケーションのある職場は、プライベートと仕事の両立が叶います。
通勤にしばられずに、好きな場所で仕事ができるのがワーケーションの魅力です。

例えば、子どもの夏休みに合わせて、家族と長期間の旅行を楽しめます。
または、あなたの気になる観光地へ足を運び、好きなタイミングで仕事をこなせます。

通勤する必要のある会社だと、自由にできる時間が限られてきますよね。
ワーケーションを実施している会社なら、プライベートでやりたいことを、我慢しなくてよくなるのです。

ストレス軽減にもつながるワーケーション。
プライベートと仕事、どちらも充実させたい人には、ワーケーションで得られるメリットが大きいです。

3.仕事のモチベーションが上がる

ワーケーションをすると、従業員は仕事のモチベーションが上がりやすくなります。
旅先の観光地で、温泉やおいしいグルメ、地域限定のアクティビティを楽しめます。

心身ともにリフレッシュできると、仕事も頑張ろうという気持ちになるのです。
リラックスできると生産性が上がり、アイデアも豊かになります。

このようにリフレッシュ・リラックスできる時間は、仕事のモチベーションにつながります。

おすすめのワーケーションの場所

ワーケーションの場所選びのコツをご紹介します。
仕事をこなし、休暇も楽しむためにも、3つのポイントを意識しましょう。

1.気になる観光地を選ぶ

ワーケーションを行う場所は、あなたが気になる観光地を選びましょう。
あなたが観光地として魅力を感じるのかが、重要なポイントです。

例えば、宿泊したい旅館や、体験したいアクティビティを見つけたり。
地域限定のグルメをチェックするのもいいでしょう。

魅力的な旅先を選ぶことで、仕事のモチベーションがアップし、リラックス効果も高まります。

2.仕事環境が整っている場所を選ぶ

旅先が決まれば、仕事環境が整っている場所を探しましょう。

例えば、以下のような環境だと好ましいです。
・Wi-Fi環境が整っている
・コワーキングスペースがある
・ミーティングに対応できる個室がある
・スキャナやプリンターが設置されている
・シュレッダーで不要書類を処分できる

全てがそろっている必要はありません。
あなたの仕事で「プリンターが必要」と思えば、プリンターのあるコワーキングスペースを探しましょう。

さらに、Wi-Fi環境が整っているホテルや旅館を利用すると便利です。
旅先で仕事環境が整っていれば、仕事もこなしやすいですね。

3.家族も楽しめるアクティビティがある場所を選ぶ

家族と一緒にワーケーションへ行く場合は、家族も楽しめるアクティビティがあれば最適です。
連休に家族でワーケーションに行く方もいます。

海が好きな奥さんなら、スキューバダイビングや船に乗れる体験を。
電車が好きな子どもなら、鉄道のイベントへ。

家族の好みに合わせて予定を組むと、皆が楽しめるワーケーションになります。

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