「リモートワークでほぼ家にいるから良い椅子がほしいんだよね。」と話す友人たちの話題から壁をつくるように、メニューを広げて、次に飲むドリンクを選ぶ。
ZOOMやリモート、ワーケーション。コロナによって、新しい働き方が広がって、戸惑いながらも挑戦する人たちの姿は、私にはどこか生き生きとして見えた。
凄まじい勢いで世界が変わっていくなか、私は台風の目のように、ほとんど風が吹かない場所で、なにも変わらない暮らしをおくっていた。
東京郊外・立川の実家から、毎日中央線と新宿線に乗って、浜町にあるオフィスに通う。満員電車に乗るたびに、そろそろオフィス近くで一人暮らしを始めようかと思いつつも、コンクリートの多い都会に住むことを考えると、緑とショッピング街のバランスが絶妙な地元立川の居心地の良さが際立った。
生い茂る緑のオアシス 浜町のunito
ただ、どこか置いてきぼりになっているような寂しさを感じていた。
私も何か変えたい。新しい暮らしをしたい。そう思っていた時に目の前に現れたのが浜町のunitoだった。
営業先からオフィスへの帰り道、緑の生い茂るその建物は、ホテルのようだが、unitoという仕組みを使えば、なんと「住んだ分だけの家賃で暮らせる部屋」として利用できるらしい。
必要に迫られているわけではないなかで、一人暮らしを始めるのは、2年契約の縛りや多額な初期費用を考えると、なかなか億劫なものだが、unitoは1ヶ月から契約できて、敷金・礼金などもかからないとのこと。半歩だけの労力で半一人暮らしを始めてみることにした。
家具・家電備え付け、水道などのインフラは家賃込みの軽やかな住み始め
unitoの軽やかさは、契約や金額だけにとどまらない。引っ越すとなると発生する、家具を取り揃える作業やインフラ契約の作業も不要で、私はまるで旅行に行くように、キャリーバック一つで、見事一人暮らしを手に入れた。
ホテルタイプだから、アメニティも充実
浜町のunitoは、部屋をあけた日に清掃サービスが入ってくれる。
備え付けのシャンプーやリンスの補充や、パジャマやシーツ、タオルなどの交換をプロが行ってくれるので、次に帰ってくることには、住み始めた日と同じ、ピカピカの部屋になっている。
住んだ分だけの家賃で暮らせる「unito」で手に入れる「半一人暮らし」
置いてきぼりだった私の小さな逆襲。少しユニークな「半一人暮らし」は、大きなチャレンジのようで、思ったよりも簡単なことだった。月の半分実家に帰る安心感と、unito暮らしのハードルの低さが、私の背中を押してくれたんだと思う。
立川の実家での朝は、7:00起床。朝ご飯を食べる間もなく、メイクをして、満員電車に乗って…。一方で、浜町のunitoでの朝は、純喫茶で一呼吸してから出社するほどの余裕もある。オフィスまでの通勤路、隅田川にそよぐ風は、新しい暮らしを褒めるように優しく私を撫でた。