新鮮で、刺激的で、世界がキラキラしてた子どもの頃のような心でいたい。五感を開くための「暮らし」|古性のちさんの暮らしの最適化

世界中を旅しながら「写真と言葉」を組み合わせた作品を作るフォトグラファー 古性のちさん。「暮らす場所」探しに出かけた世界一周。追い求めるのは、五感を開いてくれる「暮らし」。 今回は、「帰らない日は家賃がかからない」新しい暮らしのかたち「unito」広報の榊花乃が、のちさんが追求する理想の暮らしのお話を伺いました。

古性のちが暮らしのなかで大切にしている「五感を閉じないこと」


榊:のちさんは、少し前までは連絡をしても、旅に出ていて、なかなか日本にいないことが多かったですよね…。笑 そんなのちさんにとって、そもそも「暮らし」って、なんですか?




のちさん:
そう、よく旅に出てた!笑
でも、2016年までは、会社員だったので、東京で暮らしていたんだけど、その頃を振り返っても、暮らしのなかでにワクワクすることを探しながら生きてたなって思う。

人生の中で大切にしていることとして、「五感を閉じないこと」があって。人間って、意識せずに暮らしていくと、五感を閉じていっちゃうと思うんだよね。
たとえば、好きな食べ物も、舌で味わっている時間ってほどんどないと思っていて、オムライスが好きな人ってオムライスをみたときに、80%くらい頭の中で食べて味わっちゃっていると思うの。

榊:
たしかに、頭の中で、ほとんど食べちゃってるかも…!ケチャップの味…ふわふわたまご…もうおいしいもん!笑

のちさん:
そうそう!オムライスはこういう味で、こういう食感でって、想像しながら食べてるから、舌で味わっているのは、ほんのちょっとだと思ってる。
でも、それって食に関してだけじゃなくて、暮らしもそうだと思うんだよね。「きっと、こうだろうな」って想定の部分があって、それが大きくなりすぎてしまうと、感じる力が弱くなってしまうなぁって。




今年は、久しぶりに春から夏へ、長い間日本にいるんだけど、あっという間に季節が変わって、「子どもの頃って、もっと時間の流れがゆっくりだったよなぁ」って、ふと思った時があって。

それって、子どもの頃は「きっと、こうだろうな」っていう想定の割合が少なくって、ぜんぶ新鮮で、刺激的で、世界がキラキラしてたからだと思うんだけど、あの感覚をずっと持っていたいと思うんだよ。
放っておくと、大人って想定に引っ張られて、現実的になってしまうから、人生の中の割合の多くを占める暮らしの時間は、ずっとワクワクしてたいし、五感を開いていたい!というのが私のなかにあるかな。


「暮らす場所」を探して、世界一周に出かける


榊:
子どもの頃のように、五感を開いて、ずっとワクワクしている暮らしか…。実際どうやってその暮らしを送っていたんですか?

のちさん:
東京にいるときから、一人で籠もって、巣を作っていく「一人暮らし」という選択肢はもっていなくて、大型シェアハウスに住んでたよ!50人とかで暮らしたりしてた。
大きなマンションで個室がバーっと並んでいて、リビングだけが共有。みんな顔見知りのマンションみたいな感じだった。

のちさん:
それから、26歳に会社やめて、フリーランスになったのと同時に、高校生のころから世界中のいろんなところみてみたいというのがずっとあって、世界一周に出かけた。
それも五感を開いていたいというのに通じるんだけど、もっといろんなものを見たい、もっといろんなものを食べたいって、シェアハウスのときから抱いていた好奇心をそのままに、場所にとらわれずに、もっと刺激を求めた暮らしが始まったの。




いろんなものを見たいと思って出かけた世界一周だったけど、なかでも見たいと思っていたのが「暮らす場所」だったんだよね。

私は、日本で生まれたけど、私が日本を選んで生まれたわけじゃないなぁって思ったことがあって。もし、ドイツで生まれたら、ドイツの中で住む場所を選んだかもしれないし、オーストラリアで生まれたら、オーストラリアで住む場所を選んだかもしれないなって思うと、どこの場所に自分が合っているかって、見てみないと分からないって思ったの。
見ないうちに決めるってことがどうしてもできなくって、世界一周に行ったよ。

榊:
「暮らす場所」探しの旅に出られたんですね!

のちさん:
そう、いろんな町に1週間くらい滞在して、生活をしてみて、街の感触を確かめてた。
いろいろ世界を回ってみた結果、コンパクトシティが好きだなって気がついたんだよね。

榊:
コンパクトシティって?

のちさん:
徒歩圏内に自分のお気に入りのお店があるとか、顔見知りの近所のひとがいるとか。なにか欲しいと思ったときに、顔見知りのひとから生活に必要なものが買える空間がすごく好きで。みんなで力を合わせて営んでいる街、そう、商店街とかもすごい大好き!
そんなコンパクトシティがあったバンコクで、29歳のときに、初めて巣作りを始めたの。




榊:
巣作りって、なんだかツバメみたいなこと言いますね…

のちさん:
でもまさに、暮らす場所は、飛ぶのに疲れたときの羽休めの場所で、次に大きく飛ぶためのジャンプ台でもあると思う。

榊:
羽休めかぁ…。確かに、バンコクにいる時も、そこからたくさん旅をされてましたもんね!
それから巣を日本にうつして、今にいたるというところですね。
このあとは、これからの理想の暮らしについて伺いたいです。


会いたい人に会える東京と、森。
古性のちの理想の暮らし





のちさん:
理想の暮らしかぁ…。世界一周をして、いろんな国で暮らし体験をしてみて、バンコクで巣作りをしてみた結果、「やっぱり海外で暮らしたい」っていう気持ちを、私は持っていて。ネパールとかスリランカとかすごく好きなんだけど、海外住むと、なんといっても、会いたい人に会えない。それは、すごくデメリットだなぁって。

その2つを天秤に欠けたときに、「私は、会いたい人に会えない状態をしてまでネパールとかに住みたいのかな」って考えたら、「そうでもないかもしれないな」っていうのが30代になってからの気持ち。
ベストではないにしろ、ベターな場所を、日本で探す方がいいんじゃないかなって今は思ってる。

榊:
おお!いよいよ日本で巣作りですね!

のちさん:
とはいえ1拠点で暮らすっていうふうにはなりたくないって思ってて、みんな30代になったら落ち着くっていうけど、落ち着くって五感が死んでいる状態だと思うんだよ。
五感を殺したくないから、拠点となる自分のおうちを2個とか3個とか持って、刺激のある暮らしを送りたいなって思う。


榊:2個とか3個というと、どんなところに住みたいんですか?

のちさん:
そろそろ自然の近くで暮らしたいなぁって思うけど、会いたい人たちみんな東京に住んでいるし、1つは東京におうちが必要かな。あとは森に住みたい!


榊:森??

のちさん:
整備された森じゃなくて、いろんな植物が生えていて、バードウォッチングができて、町まで徒歩10分くらいで行ける森。
いまは、チャイ作りにはまっていて、お茶の研究をしたり、ハーブを育てたりできる、研究室みたいなおうちがほしい。




榊:日本でも、なんだか楽しい暮らしができそうですね!

のちさん:
海外旅行が好きっていうよりは、五感を開くために、いろんな刺激を受けて、吸収するために海外に旅に出ていたから、それが森や日本でできたら、海外にいく必要はないなと思ってて。ただそれをまだやったことがないから、どれくらい日本でも満たされるのかはまだ分からないんだよね。

unitoで五感を開く暮らし体験 at 新大久保





のちさん:
ここ最近はコロナでずっと東京にいて五感が閉じかけていたけど、unitoの新大久保でお試しさせてもらって、かなりリフレッシュできたよ!
なんでこの空間から日本語が聞こえるんだろうって不思議に感じるほど、異国感があって、刺激的だった。






榊:ウィークリープラン、お試しいただきありがとうございます!1週間だけ、新しいおうちに住める ウィークリープラン は、まさに1週間のお試し暮らし体験というコンセプトで作ったプランなんです。

のちさん:
1週間暮らすことで、いままで縁もゆかりなかった街に知り合いができるのがおもしろいよね。世界一周のときも、やっぱり1週間その街で過ごしてみると分かることがたくさんあったなぁ。
新大久保でも、近所のおじいちゃんと、行きつけのおかゆ屋さんと、会えば話す仲になれたよ!ただいま言える場所、帰りたくなる場所が増えていくのは、うれしいよね。





多拠点居住のはじまりは、unitoで暮らしを調節


のちさん:
unitoで暮らしてみて思ったのは、2拠点で暮らしたいって思っている人は、まずunitoを使ってみるのもいいかも。

地方移住と東京とか、多拠点居住したいって人はたくさんいるけど、始めるには練習が必要だと思ってて。私もやってみたけど、生活として整うまでに時間がかかったし、本当にしんどかったから、段階を踏んで始めるのがいいんじゃないかなぁって思うのね。

そういう人に、unitoはちょうどいいんじゃないかなって思った。ウィークリープランで、私みたいに1週間だけ新大久保に住むのもいいし、1ヶ月間のunitoにすんで、まずは、土日だけ旅行にいく生活をしてみる、その次に、1週間地方移住をしてみるとかって、無理なく調節しながら、2拠点生活にチャレンジするのいいんじゃないかなって。

榊:
unitoとしても多拠点居住をするひとが増えたらいいなぁと思っていて、そのはじまりでunitoを使っていただけるのは、本当にうれしいです!まさに「調節しながら2拠点生活にチャレンジ」できるのが unito で、「帰らない日は家賃がかからない」仕組みを上手く使って、暮らしを調節していただけたらうれしいなぁと思っています。



のちさん:
ウィークリープランの暮らし体験は、旅の感覚を思い出す時間になったよ。同じ家にずっと住んでるだけじゃ気がつかなかったなぁってことに気がつくなぁって。
例えば、家にあったイス、すごく座り易くてやっぱり好きだなぁとか、ベットは意外になんでもいいんだなぁとか、自分にとって大切なものを感じることができる。旅ってそうだったなぁって思い出した。




榊:
最後に伺いたいのですが、2拠点居住を始めたい人へ、unitoを使ってみる他に、なにかのちさん流のアドバイスがあればいただきたいです!

のちさん:
私は、香りフェチなところがあって、お香を持ち歩いてるよ!
お香って持ち歩きにくいじゃん?でも旅用のお香があって、それがおすすめ。




多拠点居住をしていて、新しい場所に行ったときに、まくらが合わなかったり、落ち着けなかったり、寝付けない時も、お香を炊くと、「いつもの場所」になって、落ち着けたりする。私の場合は、もうないと困っちゃうかも。




多拠点居住をしていて、新しい場所に行ったときに、まくらが合わなかったり、落ち着けなかったり、寝付けない時も、お香を炊くと、「いつもの場所」になって、落ち着けたりする。私の場合は、もうないと困っちゃうかも。

榊:
めっちゃいい…!unitoとお香で、多拠点居住に挑戦してくれるひとがいたら嬉しいなぁ。

のちさん:
うん、うん!
まずは、月に1回の旅行とか、毎週土日とか、少しずつでいいから挑戦してみてほしい!巣作りを始める前に、いろんな暮らしを体験するのがいいと思う。

ーーー

歩けば歩くほどに、ときめきをみつける古性のちさん。
五感を開くための暮らし方についてお話いただき、ありがとうございました。

unitoは、暮らしの最適化を目指した、新しい暮らしかたちです。
「帰らない日は家賃がかからない」日本初の料金システムで、多拠点居住など、一人ひとりの理想の形に寄り添います。

ぜひ、unitoをチェックしてみてくださいね!

古性のち - noci kosho

https://twitter.com/nocci_84

1989年横浜生まれ。世界中を旅しながら写真と言葉を中心にSNSにて作品を作るクリエイター / 2020年よりBRIGHTLOGG,INC 取締役。2016年の世界一周を皮切りに「1年の半分を世界のどこか・半分日本」の地球多拠点生活をスタート。これまで訪れた国は30カ国以上。仕事は写真の他、コミュニティ運営やエッセイ執筆、SNSコンサルなど。雑記や旅写真を気ままに詰め込んだSNSの総フォロワーは現在10万人程。







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