家電も家も、「ちょっとだけ借りる」or「買う」の選択肢を|三輪謙二朗さんの暮らしの最適化

家電をお試しできるサービス「レンティオ」を運営する株式会社レンティオ代表の三輪謙二朗さん。Rent to Own という言葉を掲げ、借りてから自分のものにするという文化を、レンティオのサービスを通して広げられています。 Rent to Ownが広がった先に、どんな暮らしを描いているのか、今回は、unito広報(そしてレンティオのコアファン)の榊が、三輪さんの理想の暮らしを伺いました。

多様性が当たり前に。そして、購買も多様に。


ーー レンティオ、初期から利用させていただいていたのですが、どんどん広がってますよね。unitoは、帰らない日は家賃がかからない家ですが、住み続ける街を決める、つまり、賃貸や物件の購入を決める、そのまえに前にunitoで”試しに住んでみる”という目的で利用いただいている方もいます。



最近では似たようなサービスが増えていますよね。家具のサブスクや、絵画やおもちゃのサブスクもあります。サブスクはあくまで手段だと思うのですが、流行ってる理由を考えると、たぶん、個人がそれぞれ独立していってるからだと思っています。

50年前は選択肢がなくて、”みんなが買ってるから買う”しかなかったんです。テレビを持っていることがステータスだっただし、冷蔵庫も生活必需品だから買う必要がありました。現代では持っている人も多いプロジェクターとかミキサーとかは、生活必需品ではないから持っている人はかなり少数派でした。

今は、「みんなが必ず買わなければいけないもの」がなくなって、一人ひとりがそれぞれほしいものを買う、”個”が立ってきたんだと思います。



 ーー なるほど。今までは、私が必要なものは三輪さんも必要だった、ということですね。

そうです。この購入に対する姿勢はもちろん、LGBTなども含めて、いままでは答えがひとつかのように言われていたものが、「答えは人それぞれ」と、多様性を受け入れる風潮が出てきましたね。所有や購入も、多様性が当たり前になっていくんだと思います。

ーー unitoも最近、ミッションビジョンバリューを考え直して、そのときにキーワードになったのが”多様性”だったんです。ミッションに「多様性」という意味合いをもつ「鮮やかな暮らし」という言葉として入れました。みんな同じ暮らしではなく、地方と東京の暮らしだったりとか、旅するように色々なところを転々する暮らしだとか、選択肢を多様にしていきたいという意思に、今の三輪さんのお話が重なると思いました。



ーー 少し話が戻りますが、人によって家にあるものも全然違いますよね。自分に合うかを確かめるために、試してから買うという選択肢があるのはありがたいです。

創業時、家電製品のレンタルのお試しサービスをやりたいと家電メーカーの方々に意見を聞いたのですが、無理だと言われたんです。カメラっていうのは時計とか車と一緒で、所有することがかっこいいことなんだ、と。でも、そもそも僕は車も時計も持っていません。そして僕だけではなく、僕の同い年ぐらいの30代の人たちも持っている人は少ない。持っている人って10%くらいしかいないんじゃないかなと。だから、そもそも車を所有するという前提が間違っている。じゃあ、カメラだって所有しなくていいんじゃないか、と思ったんです。昔は彼氏が車持ってないとダメだ、とか言う女性もいましたけど、今ってそういうことあまりないと思いません?



もし車を持ってても乗ってなかったらもったいないですよね。僕は免許も持ってなくて、子供が生まれるとなった27〜28歳の時にやっととりました。でも運転したことは10回しかないですね(笑)


正解は多様。だからこそあって欲しい、多様な選択肢


不動産でいうと、「買う」という選択肢と、「賃貸」という選択肢がありますよね。とはいえ、賃貸は最低の契約期間が長かったり、2年契約というハードルがあります。でも、unitoだったらお試し感覚でできる。そこがおっしゃる通り、レンティオの思想と近いし、今後絶対に世の中がそのような流れになっていくと思いますね。選択肢がたくさんある状態というのが理想だと思っていて、それが不動産だと、買う人もいれば、賃貸の人もいて、そこにさらに、unitoという人もいる、という感じになるんじゃないでしょうか。



同じように、家電、カメラでも選択肢が広がると思って、レンティオをやっています。旅行の時だけ一眼レフを借りるという人もいれば、欲しいから買う人もいる。その「多様性」が今後は絶対もっと強くなると思いますね。



ーー 所有っていう選択肢もありつつ、まずは借りてみるとか、多様な選択肢が用意されているべきだってことですね。

そうですね。「所有」「試す」「半年間とか中長期的に借りる」というように、それが不動産であれば購入、賃貸、中長期的に借りるのがunito、となっていくと思います。


レンティオが届けたい”選択できる暮らし”とは


ーー 最後になりますが、レンティオで叶えたい、みんなに届けたい暮らしはどういう暮らしなんでしょうか

ゴールとしては、買い物した時の失敗をなくすことです。失敗をなくすためには、選択肢がいっぱいあることが重要だと思っています。クチコミに惑わされずに、自分で試してみてみていただければと思います。


ーー試しやすさを担保する中で、工夫されてる部分や、体験として力を入れている部分はありますか?

他のレンタルサービスを含めて、借りづらかったり、返しづらかったり、レンタルすることのハードルが高いと思ってるんです。unitoでも簡単に予約できるように工夫されていると思うんですけど、ビジネス視点で見ると、契約は簡単にできた方がいいですが、解約はしにくくするべきなんですよね。

でも、それはユーザーさん目線で考えると良くないと思うので、僕らはいつでも解約できるような設計にしています。短期的な利益を追うのではなく、良い体験をしたユーザーさんが誰かにクチコミしてくれることを考えると、長期的には、そのほうがいいと思っています。

ーー レンティオ含めて、試せるサービスが広がると、どういう暮らしを送れるようになると想像されていますか。

例えば旅行ににGo Proを持っていくっていう時に、今までだと5万円で買うか、我慢するかっていう選択肢しかありませんでした。でも、5000円で借りて使って返すという選択肢があれば、もっと多くの人に使ってもらえますよね。買うという選択肢だけだったら、きっと使うことができない人もいたはずです。1回使ったら1つの幸せが生まれるとすると、その幸せの総量が増えるんじゃないかなと思ってます。

ーー 確かに、色んなもの試せることによって、今までレンティオがなかったら持てなかったものも持ち始められるようになったり、使ってみたりできるってことですよね。

そうです。例えば、今レンティオの取り扱い家電に、美容家電が増えているのですが、美容家電って使ってみないと違いがわからないじゃないですか。でも、使ってみたら、クチコミ以上のことが絶対分かるので、レンタルした後に買うと絶対後悔しないんですよ。美顔器も中長期間にレンタルできるようになっていて、自分がこれ使いこなせるのか?買ったらどこに置くのか?というところまで試せますからね。

家電も家も、借りる、試す、買う、複数の選択肢を提供することで、自分だけの選択ができる世の中になったらいいなと思っています。



家電だったら、まずは数日レンタルで試してみるでもいいし、最初から買うでもいい。

家も同じで、unitoを利用していろんな暮らしを試してみてもいいし、最初から買うでもいい。例えば、僕は、中古マンションを買っちゃったんですけど、例えばサラリーマンで生涯住む地域が確定しない場合は、賃貸が良いかもしれない。もっと自由な暮らしを求めていたら、都内の家としてunitoに住みながら、いろんなところに住んでみる多拠点居住も選択肢としてはありですよね。

今後も、買うという選択肢1択を押し付けるのではなく、色々な選択肢を増やしていきたいと思っています。

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「買う」だけでなく「借りる」という選択肢をつくる動きは、
家電や車、家など、単価が高いものへと広がっています。

上手に「借りる」を活用して、自分に合ったものに囲まれる生活を作っていきましょう!

レンティオ:https://www.rentio.jp/
unito:https://unito.life/

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