艶めく紺色のスーツに意気揚々と腕を通し、この会社に入社したのは、8年も前のこと。
毎日が新鮮な日々だった20代を駆け抜け、気がつけば、30代。それなりに出世もした。
いままでの暮らしを回顧してみると、充実した仕事に打ち込む日々のその奥に、なんともいえない喪失感を感じた。
午後7時。通勤ラッシュの時刻になると、駅には帰路を急ぐ人々で溢れかえる。もちろん私もその中の一人だった。「溜まった洗濯物片付けないと…明日の仕事は…」足早に家へと向かう時間はいつも憂鬱だった。
営業先から23区外にある自宅までのアクセスはあまり良くない。いつの間にか私は忙しい日々に摩耗されながら「時」を失っていた。
今日は、そんな私が「時」を取り戻す、新しい生活のお話をします。
移動の利便性を重視して、住みたい街を選ぶ
時を知らせる場所、日本橋
私の住み始めたunitoは新日本橋駅から徒歩1分の場所にある。また徒歩5分圏内に神田駅、三越前駅、小伝馬町駅が位置しており、羽田空港へも約35分でたどり着く。利便性の良さは抜群だ。今まで満員電車に揺られていた1時間が自分の時間になる。それだけでこの街を選んで良かったと感じるのだ。
日本橋は都心であるのにも関わらず、穏やかな時間が流れる街だ。
江戸時代から続く「大江戸まつり」や「べったら市」。地域のお祭りに参加すると「やっと街に馴染んできたな」とホッとした気持ちになる。三越エリアでは再開発も進み、多くの商業施設が立ち並ぶ。まさに古き良き伝統と新しい文化が交差する場所と言えよう。日本橋は私にとってぴったりの街だった。
車の多い通りから、1本奥に入った「時の鐘通り」。
そこにあるのが、私の新しい家、日本橋のunitoだ。
日本橋のunitoは自分を取り戻す場所
心和むおもてなしを受ける
仕事を終えた私を迎え入れてくれるのは、和モダンな雰囲気のロビー。温かみのある館内に入ると、1日が終わった安心感に包まれる。自由に使えるフリーパソコンも常設されており、集中したい時にたまにここへ来たりもする。
和モダンな寛ぎのあるお部屋
シンプルなお部屋だが、広めのデスクや全身鏡など、必要なものはサイズも十分なものが備わっていて住み心地が良い。
からし色や抹茶色など、和モダンテイストな壁紙やシーツは、日本橋に住んでいる贅沢さを思い出させてくれる。
時間を巻き戻すかのように、疲れた身体をリセットする
大浴場 時の湯
一旦部屋に荷物を置いたら、疲れた身体を癒しに2階の大浴場へ向かう。基本的なアメニティグッズは揃っているので、タオルやスキンケア類といった最低限の準備で大丈夫。
江戸黒をイメージした黒基調の空間の中に暖かな木の質感を感じる大浴場。私にとって大浴場は唯一時間を忘れられる場所だ。6:00~9:00の間は朝風呂もOK。
大浴場後のビールは欠かせない。ついつい、自販機によってから帰ってしまう。
併せて、入浴前に回していた洗濯物も取り出す。乾燥機つきの洗濯機がこれほどまでに便利とは、ここに住み始めてから知った。
日本橋で「和」を楽しむグルメも欠かせない
食堂酒菜 時の鐘|日本橋のunito直結
お腹が空いたら向かう先は1階のレストラン。
和食の中に洋食を融合させた日本橋スタイルの創作料理を楽しむことができる。
忙しい日はついつい後回しにしがちな食事。
時の鐘での食事はunitoに暮らすことで生まれた私にとって至福の時間。
日本橋 天ぷらめし 金子半之助 日本橋店|日本橋のunitoから10分
ランチには、行列のできる天ぷらやさん「金子半之助」は、平日の夕方にいくのがおすすめ。
卵の天ぷらは、最後にご飯に乗せて割り、卵かけご飯にして食べる。たまらない逸品。
まんてん鮨 丸の内 | 日本橋のunitoから26分
四季折々の食材を使って、その日、その時、その食材の熟成期間全ての条件が揃った物が食べれるお寿司屋さん。
たまには一人で握りやおつまみと合わせて、お酒を味わう。そんな日もあって良いと思う。
unitoで叶える、余裕を持った暮らし
帰らない日は家賃がかからない家「unito」
出張のある日は出張先のホテルで、その他の日は日本橋のunitoで二拠点生活。
unitoは、帰らない日は家賃がかからないので、毎月10日ほど、帰らない日があっても家賃の無駄がない。
私はunitoで徐々に失った「時」を取り戻している最中だ。
日本橋のunitoに住み始めたことで、以前より時間に余裕を持った暮らしができるようになってきたと感じる。自分の時間が増えたことで、仕事をするときも今までより集中できるようになったようだ。
チクタクと1秒1秒を感じる暮らし。その贅沢さを感じながら、今日も大浴場でくつろぐ。