二拠点生活とは?
二拠点生活とは都会と田舎の2つの拠点を持ちながら暮らすライフスタイルのことで、デュアルライフとも呼ばれます。二拠点生活では、平日は都会で仕事をし、週末は自然の中で趣味やレジャー、子育てを楽しむことができます。
以前は富裕層がバカンスに別荘を訪れるイメージでしたが、今では様々な年代の方が二拠点生活を楽しんでいます。リモートワークや在宅ワークの増加といった働き方の変化によって、二拠点生活が幅広い世代で可能になりました。
ゆったりと自分の人生を生きられるのが二拠点生活の魅力です。二拠点生活の魅力やメリットを詳しく見ていきます。
二拠点生活の魅力・メリット
二拠点生活の魅力やメリットは次の4点です。
気軽に移住できる
移住してみたいと思っても、いきなり完全に移住して失敗したらどうしよう、と心配な方も多いのではないでしょうか。二拠点生活では、本拠地はそのままで新たに拠点を持つため、完全移住より気軽に移住できます。
子どもがいる家庭でも二拠点生活できるように整備されている地域もあります。移住支援している地方自治体も多いため、サービスを利用するとお得に移住することも可能です。
趣味やレジャーを楽しめる
趣味やレジャーを都会で楽しむのは都会では難しい場面も多いです。二拠点生活であれば、アウトドアや家庭菜園、スキーやサーフィンなど、自分のやりたいことを二拠点目で存分に楽しめます。
趣味を楽しめる環境を手に入れることで、より自分らしいゆとりのある生活を送れます。お気に入りの良く知った地域があれば、そこを二拠点目にするのもひとつの方法です。
ビジネスチャンスに繋げられる
二拠点生活を送ると、これまでとは違った体験や交流ができます。新たな交流だけでも人生は豊かになりますし、交流からビジネスに繋がることもあります。
二拠点目での生活から、現在のビジネスに対する新たなアイデアが浮かぶことも。二拠点生活をするだけで刺激があるため、新鮮なアイデアを取り入れたい方にもぴったりです。
戸建ての物件を取得しやすい
一戸建てのマイホームを都会で取得するのは、費用面で難しい場合もあります。しかし、自然豊かな地域であれば、物価が安く物件が取得しやすいです。地域によっては住居に関する移住支援もあるため、上手く活用すると良いでしょう。
完全に田舎に移住しなくても、二拠点生活をすると、仕事を大幅に変更せず一戸建てを持つことができ、子どもに自然と触れ合う機会を作ってあげられます。
おすすめの二拠点生活の場所
二拠点生活を送るのにおすすめの場所とはどういった場所でしょうか。
二拠点目を選ぶポイントは、目的に合っている、本拠地と2時間程度の距離、移住支援が充実していることです。
都心から2時間程度で、移住支援が充実しているおすすめの二拠点目エリアを3つ紹介します。
神奈川県三浦市
神奈川県三浦市は都心から電車で約70分ほどの距離で、三方を海に囲まれたエリアです。マリンスポーツや海産物を楽しめるため、人気の場所となっています。
三浦市では、トライアルステイ、空き家バンク、移住相談、就職支援など多彩な移住支援を行っているため、海の近くで二拠点生活を充実させたい方にうってつけの場所です。
三浦ぐらし~三浦市移住ポータルサイト~
静岡県伊豆市
東京からおよそ1時間で到着する静岡県伊豆市は、山地が多く温泉、アクティビティ、自然を楽しめます。
お試し移住、空き家バンク、移住支援金、起業へ就業するために移住したひとり親へ補助金の支給など様々な支援を行っているため、富士山のふもとで暮らしてみたい方におすすめです。
いずぐらし
千葉県南房総市
千葉県の先端に位置する南房総市は都心から約70分という好アクセスです。海や山に囲まれたエリアで、二拠点目として人気のエリアとなっています。
移住支援として起業・就業支援、空き家バンク、子ども医療費助成、農業支援などが行われており、ゆったりしたペースで生活できるのが魅力です。
七色の自然に暮らす 南房総市移住・定住サイト
二拠点生活を始める際のリスク
魅力いっぱいの三拠点生活ですが、始める際にリスクはあるのでしょうか。二拠点を始める際のリスクを4つ解説していきます。
お金と時間がかかる
二拠点生活を送るには交通費や家賃などの費用や移動の時間がかかります。プランを立てて時間とお金の用意をしておくことが二拠点生活を続けるためには必要です。
予想外の出費がかさんで二拠点生活の維持が困難にならないよう、しっかりとプランを立てましょう。
地方によっては冬が大変
二拠点生活は自然が豊かな半面、雪が多い地域であれば冬には通行止めや雪かき、自動車が埋まるなどのトラブルも存在します。豪雪地は寒さも厳しいため、暖房費も思った以上にかかるかもしれません。
本拠地が雪の少ない地方であれば、あらかじめ地元での情報収集を行い、準備をしておく必要があります。
家族の理解が得られない
二拠点生活を始めるには、家族の理解を得なければなりません。しかし、家族でやりたいことがバラバラだったり、教育面での考え方が違うと、二拠点生活への理解を簡単に得られないこともあるでしょう。
すぐに理解してもらうのではなく、二拠点生活のメリットやその地域の魅力などを少しずつ伝えていくことが重要です。
予定が崩れると大変
二拠点生活を送るには、本拠地と二拠点目の予定を立てる必要がありますが、体調不良や不慮の出来事で予定が崩れることもあります。
予定が崩れたときに慌てないよう、あらゆる可能性を想定しておきましょう。
リスクを抑えて快適な二拠点生活をスタートするには
リスクを抑えて快適な二拠点生活をスタートさせるポイントを紹介します。
家族の理解を得る
二拠点生活を始めるためには、まず家族の同意を得ることから始めましょう。拠点や資金の計画を立てても、家族から反対されれば白紙に戻ってしまいます。
家族の理解を得るために下調べをすることは重要ですが、決して一人で決めないようにしましょう。理解や協力を得て、みんなで楽しめる二拠点生活が理想です。
拠点エリアを選択
家族の理解が得られたら、自分の目的にマッチした二拠点目を選択しましょう。どんなに良いところであっても、目的が達成できなければ本当に充実した生活は送れません。
本拠地から遠すぎると通うのが大変で長続きしないため、本拠地から二拠点目の移動が2時間以内の場所を目安にすると良いでしょう。
候補地の中から移住支援が充実した地域を選択すると、費用面でも負担が少なくなります。支援が充実しているのは、移住に協力的な地域でもあるため、安心感もあります。
費用計画を立てる
二拠点生活には初期費用、ランニングコストがかかるため、支払い可能な資金計画を立てておきましょう。
初期費用として、物件の敷金礼金、家具家電費があります。ランニングコストは家賃、火災保険、日用品費、交通費、冷暖房費などですが、予想以上にかかってしまうこともあります。余裕を持った計画を立てるのがおすすめです。
ここだけじゃない!手軽に滞在先を探すなら「unito(ユニット)」
様々な魅力やメリットのある二拠点生活(デュアルライフ)ですが、二拠点の管理を続けるのは大変。時間も手間もかかります。そんな時はサービスアパートメントを利用してはいかがでしょうか。
サービスアパートメントとは、1カ月単位で借りられ、敷金礼金も不要なアパートです。生活用品やキッチンがついているところもあり、費用面のリスクを抑えて二拠点生活を始めることができます。
「unito(ユニット)」はホテルやサービスアパートメントが多数揃っているサブスク住居です。キッチンや日用品が揃った物件もあるため、家具家電や日用品費の節約にもなります。
unitoは清掃の必要がなく、部屋にいない日は家賃が返金される「リレント」システムがあるため、浮いた費用や時間を二拠点生活を楽しむことに回せます。都心に多数物件が揃っているunitoを本拠地で利用すると、利便性も良くリスクを抑えた二拠点生活が送れるでしょう。